ホームページを作って半年。自分の店名で検索してみると、上から食べログ、ホットペッパー、Retty。自分のホームページは4番目だった。せっかく作ったのに負けている気がする。
この記事は、その状態で何を直すかを決めるためのものです。
結論を先に書きます。店名で検索した人の多くは、一覧の順位より先に「店の情報の枠」を見ます。 直すのはそちらが先です。一覧で食べログより上に出ることは、店の規模では目指さなくてかまいません。
店名で検索した人が最初に見るのは、一覧ではない
スマートフォンで店名を検索すると、一覧の前に、店の写真・地図・営業時間・電話のボタンが入った枠が出ます。パソコンなら画面の右側です。これはGoogleビジネスプロフィールの情報です。
店名で検索する人は、もう店を知っています。知りたいのは、今日開いているか、どこにあるか、電話番号は何番か。その答えは全部、枠の中にあります。 枠の「電話」か「経路」を押せば用は済み、一覧まで下りてくる理由がありません。
だから、店名検索で一番大事なのは、一覧の1位ではなく、枠の中身が正しいことです。枠が出ない、中身が違う、という場合はGoogleマップに自分の店が出てこないときに確認することから先に片付けてください。
飲食店のホームページについて書いた記事は多くありますが、仁頼の解説も、サングローブの解説も、店名で検索したときにポータルが上に出る件そのものには触れていません。ホームページを作った店主が、最初に気づくことなのに、です。
ポータルが上に出る理由
Googleは、検索の並び順の決め方を細かくは公開していません。公開している説明では、検索した言葉との関係や、ページの内容の質、使いやすさなどを組み合わせて並べるとしています。
食べログやホットペッパーのページは、何年も前からあり、大勢に見られ、他のサイトからもリンクされています。一方、半年前に作った店のホームページは、まだGoogleに知られている量が少ない。店名という同じ言葉で比べたとき、古くから見られているページが強いのは、ある程度は仕方がありません。
これは、ホームページの作りが悪いという意味ではありません。年数の差です。半年から1年たつと順番が入れ替わることもありますし、入れ替わらないこともあります。
順位より先に直す3か所
1. 店の情報の枠の「ウェブサイト」
Googleビジネスプロフィールの管理画面を開き、「ウェブサイト」の欄に何が入っているかを見ます。
ここに食べログやホットペッパーの店のページが入っていることがあります。ホームページを作る前に、とりあえず入れておいたもの。業者に登録を任せたときに入れられたもの。この欄が自分のホームページになっていなければ、枠の「ウェブサイト」ボタンを押した人は、全員ポータルへ行きます。
自分のホームページのアドレスに替えて保存します。1分で終わります。予約のリンクは「予約」の欄が別にあるので、ポータルの予約ページはそちらに入れます(予約を電話・LINE・予約サイトのどれで受けるか)。
2. ポータルの店のページ
一覧の上に出るポータルのページは、消せません。それなら、そこに書いてある情報を正しくしておきます。
食べログは、店が無料の店舗会員に登録すると、店のページのメニューや写真を自分で直せます。有料の掲載をしていなくても、営業時間や電話番号が古いままのページが上に出ていると、それを見た人が困ります。
直すときは、営業時間・定休日・電話番号の3つを、Googleビジネスプロフィールと同じにします。古い値段が残っていることも多いので、値上げしたら、ネットに残った古い値段を探して直すの探し方も使えます。ポータルの有料掲載を続けるかどうかは、ポータルサイトの有料掲載をやめる前に、自分で数える3つの数字で別に判断してください。
3. ホームページのページ名
ホームページのページ名(ブラウザのタブや検索結果の一覧に出る題名)に、店名が正しく入っているかを確かめます。
「トップページ」「HOME」「ようこそ」になっていることがあります。ここが店名でなければ、店名で検索されても、Googleはそのページを店のページだと結びつけにくくなります。 「◯◯食堂|大津市◯◯町の定食屋」のように、店名を先頭に置きます。
店名がひらがなとローマ字の両方で通っているなら、ページの本文にも両方を書いておきます。
何人がホームページに来ているかを数える
順位を見るより、実際に何人が来ているかを見る方が、判断の材料になります。
Googleビジネスプロフィールの管理画面の「パフォーマンス」に、月ごとの「ウェブサイトのクリック」の数が出ます。枠の「ウェブサイト」ボタンが何回押されたかです。上の1を直した月から、この数が増えたかどうかを見ます。
同じ画面に、「電話」と「経路」の数も出ます。店名で検索した人は、ホームページより、電話か経路を押すことが多い。 その数が出ていれば、店名検索は役目を果たしています。
当社のGoogleビジネスプロフィールの月額(3,000円)には、月ごとの表示状況の報告が入っています。見るのは、この電話・経路・ウェブサイトのクリックの数です。店名検索の順位は報告に入れていません。
「店名で検索して1位にします」という営業を受けたら、何の数字がどれだけ増えるのかを聞いてください。答えが順位だけなら、店の売上とはつながっていません。断ってかまいません。営業電話への答え方はホームページとGoogleマップの営業電話にどう答えるかにあります。
まとめ
今日やることは1つです。Googleビジネスプロフィールの「ウェブサイト」の欄に、何のアドレスが入っているかを見てください。
自分のホームページでなければ、替えて保存する。それだけで、店名で検索してボタンを押した人が、ポータルではなく自分のホームページに来るようになります。
出典
- Google「Google 検索の仕組み」
- 食べログ「食べログ店舗会員規約」
- 仁頼(飲食店にホームページは必要かの解説、2026年10月5日更新)
- サングローブ(飲食店のホームページについての解説、2025年10月27日更新)
