レジ横にQRコードのPOPを置いた。それでも友だちは20人から増えない。調べると「広告を出す」「ノベルティを作る」と書いてあって、そこで止まっている。

この記事は、増やす手順と、増やしすぎないための上限の決め方を書きます。

先に結論を書きます。増やし方より先に、何人までにするかを決めてください。 無料のまま続けるなら、上限はおおよそ100人です。理由は、友だちが増えるほど毎月の配信費用が上がる仕組みだからです。

増やす前に、何人までにするかを決める

友だちを増やす方法を書いた記事を何本か読みました。フルスピード、LINEヤフー公式、Liny。手段の並べ方は違いますが、中身はほぼ同じです。店頭POP、QRコードの設置、友だち追加クーポン、広告、ノベルティ。

そして、3本とも同じことを書いていません。 友だちを増やすと、무料では配信できなくなる、ということです。

友だち100人・月2回で、無料の枠を使い切る

LINE公式アカウントの通数は、こう数えます。

送った回数 × 送った友だちの数

一斉配信を1回送ると、友だちの人数ぶんの通数が減ります。20人なら20通。100人なら100通です。ここを「200回送れる」と誤解している方が多くいます。

無料のコミュニケーションプランは、月200通です。表にすると、こうなります。

友だちの数月2回送ると無料の枠(200通)
30人60通余る
50人100通余る
100人200通ちょうど使い切る
150人300通100通あふれる
300人600通400通あふれる

100人が分かれ目です。そこを超えると、月2回は維持できません。

通数の数え方と、通数を使わない機能の一覧はLINE公式アカウントは無料でどこまで使えるかに書きました。

上限を超えたときに出ていく金額

枠を超えたら、プランを上げるか、送る回数を減らすかのどちらかです。

プラン月額(税別)無料で送れる通数
コミュニケーション0円200通
ライト5,000円5,000通
スタンダード15,000円30,000通

友だちが150人になった時点で、月2回を続けるなら年60,000円です。友だちを50人増やした代金が、年6万円。これを先に知っておくかどうかで、増やし方が変わります。

当社は、友だち数だけを増やす広告を店舗のお客様に勧めていません。 増えた人数ぶん、毎月の費用が上がるためです。

手段を、費用と手間で並べる

手段そのものは競合3本と変わりません。違うのは順番です。費用が後から出ていくものを、後ろに置きます。

手段費用手間個人店では
レジ・受付での声かけ0円一文を決めるだけ先にやる
店頭ポスター0円管理画面から印刷先にやる
ショップカード・レシートへの印字印刷代のみ次の発注時先にやる
ホームページへの友だち追加ボタン0円制作会社に依頼やる
Googleビジネスプロフィールから誘導0円リンクを1本足すやる
ノベルティ(三角POP・ステッカー)有料発注後回し
友だち追加広告有料運用が要る勧めない
友だち紹介クーポン原資が要る設計が要る後回し

先にやる3つ

1. レジ・受付での声かけ。

いちばん増えるのはここです。ただし「LINEやってます」では追加されません。受け取る内容と頻度を言います。

「次回の空き状況を、月2回LINEでお送りしています」

一文を決めて、レジ横に貼ってください。スタッフによって説明が変わらないようにするためです。

2. 店頭ポスター。

LINE公式アカウントの管理画面から、友だち追加用のポスターを無料でダウンロードできます。有料のノベルティを買う前に、まずこれを印刷してください。

3. ショップカード・レシートへの印字。

次にショップカードを発注するとき、QRコードを1つ足します。追加費用はほぼかかりません。

個人店では後回しでいい3つ

友だち追加広告、ノベルティ購入、紹介クーポン。この3つは費用が先に出ます。そのうえ、うまくいけば友だちが増えて、通数の枠を超える原因になります。

広告で200人増やすと、月2回の配信に年60,000円かかるようになります。広告費とは別にです。ここまで計算してから出すなら止めません。

「クーポンを付ければ増える」の落とし穴

競合記事は、友だち追加クーポンを勧めています。フルスピードの記事には「定期的にクーポン配布や抽選などを実施し、エンゲージメントを維持することが重要」とあります。

大きな会社なら、その通りです。個人店では2つ引っかかります。

1つ目。特典目当ての友だちは、配信を開きません。 開かないまま在籍するので、通数だけを消費します。100人のうち40人が特典目当てなら、毎月40通ぶんを捨てていることになります。

2つ目。原資が続きません。 「継続的にインセンティブを提供する」を個人店でやると、利益が先に消えます。

代わりに置くものがあります。特典ではなく、何が届くかを書いてください。

✗ 友だち募集中✓ 予約の空きを月2回お知らせします

これで追加した人は、配信を待っている人です。クーポンで集めた100人より、この方法で集めた40人の方が、来店につながります。

どこから追加されたかを数える

POPを置いたあと、増えたのか増えていないのか分からないまま終わる店が多くあります。競合記事では「パラメーターを付与すると効果測定ができる」の一行で済まされています。実際の手順を書きます。

  1. LINE公式アカウントの管理画面を開く
  2. 「友だち追加ガイド」を開く
  3. 設置する場所ごとに、別々のQRコードを発行する(レジ用、ショップカード用、ホームページ用)
  4. 月末に、どのコードから何人追加されたかを見る

これをやると、次の月に何を直すかが決まります。レジからしか増えていないなら、ショップカードのQRコードは小さすぎるか、位置が悪い。

数えるのは月1回で足ります。記録するのは3つだけです。

  • 友だちの数
  • どこから追加されたか
  • ブロックされた数

ブロック数は減ることがあります。減ったときは、直前の配信内容を見てください。

このやり方で増えないとき

ここまでやっても増えない場合があります。来店数そのものが少ないときです。

LINEの友だちは、来た人からしか増えません。月に30人しか来店がなければ、全員が追加しても30人です。この状態でLINEを触っても、増える余地がありません。

その場合は、LINEより先にやることがあります。Googleマップに店が正しく出ているか、ホームページが検索で見つかるか。判断の順番はLINEとInstagram、店がやるならどちらが先かに書きました。

もう1つ。友だちが増えても、送る中身がなければ意味がありません。 何を送るかはLINEの配信に何を送るかをご覧ください。

まとめ

今日決めることは1つです。自店の友だちの上限を何人にするかを、紙に書いてください。

無料のまま月2回送り続けるなら100人。月5,000円(税別)を出せるなら、上限は事実上なくなります。ここが決まると、広告を出すかどうかも、クーポンを付けるかどうかも決まります。

当社では、LINE運用代行を月額10,000円(税別)で行っています。かかっている工数は月2時間です。アカウントの管理権限は、運用中も解約後もお客様が持ちます。

現在の友だち数、配信頻度、リッチメニューを伺い、優先する改善をご案内します。

LINE運用を無料相談するLINEで無料相談する友だち追加後、そのままメッセージを送ってください。営業時間内に当社が返信します。

出典